経営理念の無い会社は、どうよ?

経営理念の無い会社は、どうよ?

30年以上前の話ですが、ある経営者が会社には「経営理念」なんかいらないですよ!と自信をもって言っていた事を記憶しています。
私は、その会社の将来に関心を持ちました。
当時の私は、故松下幸之助氏の著書を拝読する機会も多く、その中には「経営理念」の大切さが嫌と言うほど書かれていました。

その影響を受け自社の「経営理念」創りに一生懸命?取り組みました。

それでは、世間では何故?「経営理念」が大事かと言うと・・・
下記のような事が一般的に言われています。これは社員に限らず個人経営者も理念は欠かせません。

1・経営理念がある会社で働く者は「何のために働いているのか」という共通意識を持ちやすく、判断や行動に一貫性が生まれる。

2・働く者のモチベーションが高まり、理念に共感した人材が集まりやすく離職率も低くなる。

3・お客様からも「何を大事にしている会社か」が伝わり、お客様との関係も安定する。

4・短期利益だけでなく、長期計画に基づく長期的、持続的な成長が出来る。

難しく表現すると上記のような事だと思いますが、私はもっと簡単に捉えています。
「人は心に思ったことしか出来ない、もしくは現れないから」というのが私の考えです。
その思いが強ければ強いほど具現化出来るのでしょうね?
松下幸之助氏は「私は皆さんよりもちょっとだけ思いが強かったと思っています」と言われていました。
私はこんなお店を作りたい!という思いを文字に表したものが「経営理念」、そしてそれを実現しようとする強い思いが大切なんでしょうね。
でも現実は「言うは易く行うは難し」ですね。