美容業界の技術革新は、心技分離?
1970年代に美容業界では、技術革新が始まっていた。
私が美容業界へ入ったのが1970年代。
初めて目にした、美容業界は私には大きなカルチャーショックでした。
大学を辞めて、美容業界に飛び込んだ1975年。
全く想像も出来ない美容業界は、まさに海外からすべてのモノ(技術や設備)が輸入され海外大フィーバーであったと記憶しています。
全国どこの地域でも大注目のヴィダルサッスーンカット。
日本に初めてサッスーンカットを持ち込み広げたのは、萩原宗氏。
当時、ハサミによるカットを出来る美容師はそれこそ神様扱いであった事も過言ではありません。
萩原宗氏は、立派な功労者ですが全国を飛び回っている講師の一部には「カットが全てであり主役はお客でなく、美容師である」というような発言をする人も何人か見てきたことも事実です。
今思えば、技術が優先するあまりに「技術と心」が分離し、本来あるべき「顧客優先」という事が忘れていたのかも。
古き良き時代と言ういい方もありますが、当時から見れば今は成熟してきた業界です。
しかし今一度ランクアップが顧客から求められています。
耳を澄ませば、そんな天の声が聞こえてくる気がしますね・・・
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