「時に従う」

「時に従う」

40年の経営で見つけた小さな気付きの一つに、「全ては時間が変える」という極めて単純な事がありました。要は「時に従う」という事でしょうか?
そんな事は、「当たり前!」とお叱りを受けるかもしれませんね。

例えば、スタイリストが担当しているお客様の中には、自分と趣味趣向の合う方もたくさんいると思います。来店されるのが楽しみ!というお客様もいるでしょう。

しかし時には、ご要望が難しく話しづらいお客様もいるでしょうね。来店されると緊張して何も話せない・・・そんなこともあるでしょうね。

でも「こちら側に都合の良い」来店周期をいくら望んでも時間は応えてくれません。
ある日突然、仲良くなったお客様が来店されなくなる・・・なんて言う事も良くある話ですね。転勤だったり、病気だったり、こちらが把握できないケースもありますね

逆に難しいお客様が毎月来て下さり、ちょっとテンションが下がる事もあるかもしれませんね。
しかし、それも時が変えてしまい突然来店されなくなる事があります。

ですから、期待をしたり不安を抱いたりしても全て「時が変えてしまう」ということですね。

という事は、お客様には、一期一会の気持ちで「今回が最後かもしれない」と思って接しないと「時間は容赦なく」環境を変えに来ます。

私達に出来る事は、時間を作る事も大切ですが「時間に従う」という覚悟も大事だという事かもしれませんね。