キャッスレスレスなのに,現金増ってどういう事?
新聞報道でも最近よく見る「キャッシュレスなのに現金増」・・・
「銀行券のパラドックス」と言われています。銀行券とは紙幣の事です。
パラドックスとは、「論理的な矛盾」というような事らしいですね。
普通は、キャッスレスを進めていけば「現金減」となるように思われますが、現実は「現金増」という現象ですね。
家庭にある「タンス預金」も増えているそうです。
しかし紙幣が増える一方で、硬貨の流通は21年末から減少しています。
キャッシュレスの決算比率が増えて小銭を使う機会が減ったことが要因だそうです。
では何故、紙幣が増えているのか?
現金増の要因は3つあるそうです。
- 金融機関の支店統廃合により、預金を引き出せる窓口やATMの数が減り、手間やお金を節約するために1度に多くの現金を引き出す利用が増えた。
- コロナ禍での先行き不安。コロナ禍で収入減少や失業への懸念が生じ、先行きの不安から手元に現金を多めに保有したい人が増えた。
- 高齢化により、高齢者ほど高額の決済を現金で行う傾向が高く5万円以上の決済で現金を使う人の割合は70代が最も多かった。
高齢者に関しては、スマホやアプリを前提とした金融サービスの広がりが高齢者の現金需要を強めている事もあるようですね。
高齢者は、電子マネーと言ってもカード利用が多く、スマホを使いこなしている訳ではなく日本のような先進国では、高齢者が取り残されているという現実もあるという事です。
そう言えば私も電子マネーと言っても「カード利用」ですね???
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