粗利益
世の中には、ほっといてもよく売れる商品があります。
そのような有難い商品は、営業経費が掛からないので少々粗利が悪くても仕方ありませんね。
例えば、理美容室のカットメニューは95%以上の粗利益という信じられない好条件。
技術職というのは、この粗利益の高さが故に独立開業もある程度容易であり廃業・倒産が少ないという事に繋がります。
でも理美容室の扱う商品は、通常30~35%程度の利益です。
ですから商品販売に力が入りにくいのも分かりますね。
ですから商品販売は、粗利益率や粗利額は非常に大切だと思います。
理美容室での商品販売額がある程度に達すると失客数が増えるというデータがあります。
低価格帯の商品は、粗利率が良くても来店数に比例するという条件では粗利額も期待できません。
ですから商品選びという事は、多面的に見るべきだと思います。
お店の利益は人間の血液と同じです。
巡回してエネルギーとして消耗する絶対不可欠なものが利益です。
中には、「儲けるためにやっている訳じゃない」「お客様に喜んでもらえればいい」というオーナーもいます。
それが言えるという事は余程恵まれた経営環境なのでしょう。
会社は、社会の為に存在するという事は利益を出さないと社会の為になっていないという事です。
時には「粗利率」もしくは決算資料に出てくる利益の種類についてじっくり見る事も大切かもしれませんね。
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