この事も若い人に伝えたい・・・

この事も若い人に伝えたい・・・

大谷翔平選手も影響を受けたと言われる、故中村天風氏「1876~1968」。
最近の若い人からは、中村天風って誰?と言われるかもしれませんが、大谷選手も影響を受けたという記事を見かけました。
私もCD・DVD・カセットテープを聴き、書籍を読み、そして「天風会」の会員にもなった時期がありました。

今回私がお伝えしたい事は、「体験者の話を聞く」重要性です。
天風氏の書籍をそのまま紹介します。「長寿を語る」という事についての内容です。

*さて、健康問題については、私は早くから講演してきましたが、長寿については、私が八十を超えてから口述するようにしたんです。
という理由は、健康と長寿というのは人生の重大問題であり、したがって真実の体得者のみが説きうるという尊厳な問題であります。
言いかえれば、真実に健康である者がその健康法を説き、また真実に長寿である者がその長生きの方法を説いてこそ、耳を傾けるべき本当の価値があるからです。

属目(しょくもく)するほど丈夫でない人が健康法を説いたり、七十歳過ぎまでの人が、しかつめらしく長寿法を説いても、真実の体得を実証しているものでないから、よしんば、その説く方法でかつて長生きした人がいたと強く主張してみても、真実の体得者の説明のような信憑性を感じさせないのである。ですから、私は、健康法については、そうだなぁ、私が45、6歳、真実に健康になりえてから説きだし、長寿法は、前にも申し上げたとおり、八十歳を超えてからはじめて説き出したのであります

以上が原文です・・・・・・

人は、若い時には特に「人の言葉に強い影響を受けます」でも体験していない人の話は深い所での説得力がありません。
・どうしたら健康になれるのか?
・どうしたら長生きできるのか?
・どうした人間関係がうまくいくのか?
・どうしたら技術が上達できるのか?
・どうしたらお客様の心がつかむことができるのか?
・どうしたら老後の不安を無くせるのか?
・どうしたら仕事が好きになれるのか?
どうしたら?どうしたら?どうしたら?
私達は、常にどうしたら?という答えを無意識に探しているかもしれません。
でも、誰に何を聴けば良いのか?それが相当重要です。
天風先生は、この世にいません。
ご健在でしたら多くの悩みにこたえる事の出来る偉人だと思いますが、現実には叶いません。
自分の「聴く耳」に問うてみるのも良いかもしれません。
目の前の方は、体験からの実践者か?
私は天風氏のこの捉え方を出来る限り実践するように心掛けていますので、私の話は体験、経験が大前提です。
マネーリテラシーの話でも、私が体験・経験していない事は「そうだと思う」の範囲を超えないように努めています。