定期預金を侮るなかれ・・・

定期預金を侮るなかれ・・・

体験談ですが・・・
今から40年近く前の事です。

店の開業時に金融機関から融資をうけて出店しました。
その後、すぐに金融機関から少額でも良いから「定期預金」をして欲しいと営業担当者から言われました。

しかし開業したてで売上の目途も立っていない状況では、「定期預金」を引き受ける事は夫婦で迷いました。

迷った結果、月3万円の「定期預金」を始める事にしました。若干25歳で夫婦にとっては多額の開業資金の借入返済が始まって間もない時期の事でした。

毎月、何とかスタッフの給料やその他の支払いを終えた後、私達にはほとんどお金が残りませんでした。そしたらその後しばらくすると今度はもう少し定期預金を増やしませんか?と営業担当からの誘いがありました。

さすがに夫婦でも考え込みましたね。そして出た答えは月2万円の「定期預金」を増やす事でした。
その二つの「定期預金」は継続することが出来、急な資金繰りが生じた時に大いに助かりました。

預金は余裕が出来てから始めれば良いという考え方も正しいでしょう。しかし日頃からコツコツと貯える事は、「備えあれば憂いなし」という事になります。
夫婦でその「定期預金」を勧めてくれた営業担当に感謝でした。

それから幾度となく、商いには「現金の強さ」を教えられたことがあります。
今回のような事から弊社が「キャッシュイズキング」を重視している所以でもあります。

今、国が一押しのNISAやイデコは元本割れの恐れがありますが、預金は元本保証です。