若い理美容師さんに、一番伝えたい事!
今、理美容業界ではスタイリストが独立をせずにお店を借りる「シェアサロン・業務委託美容室」が増えています。上場している美容室でもこの形態を取り始めている店もあります。
今後はどのような広がりになるのでしょうか?
様々な予測があると思います。
私が一番伝えたい事を今回お伝えします。
今から30年以上前、美容業界を目に見える形でリードしていたのは美容ディーラーではなく、メーカーでした。メーカーと美容ディーラーの力関係は、明らかにメーカーにありました。
皆さんもご存じの「ロレアル」「ウエラ」「ナカノ」他数社が、際立っていたように記憶しています。
メーカー主催のイベントは年中開催され、全国の美容室は積極的に参加していました。
そしてメーカー各社は、取引先の繁盛店に「技術のデモンストレーション」を依頼し自社製品をPRし、互いに競い合っていました。
そのデモを見て「自店もあのような繁盛店になりたい」とモチベーションが上がる事により、取引サロンの固定化と新規獲得に繋げていました。
ここからが伝えたい事の本題です。
どのメーカーにも繁盛店は存在し、仮にその繁盛店がメーカーを替えたとしてもそのまま繁盛店であるという現実を目の当たりにして、商品のクオリティーやメーカーのネームバリューは、とても大切な事ですが経営者の資質によって全てがおおよそ決まってしまうという事です。
前述の「シェアサロン」についての私見ですが、同じ形式をとっても成功する店とそうでない店があるという事です。
「シェアサロン」は時の流れでいつかはなくなる時期が来るでしょうが、成功した経営者は新たに生まれた形式でも成功する確率は極めて高いという事です。
まとめます・・・
経営者の目線が「客優先」にあるのか「自己優先」にあるのか?
これがどんな方策を選択するよりも重要だと私は思っています。
過去にも現在にもうまくやっている経営者はその差しかないと思います。
私が全国47都道府県を800回以上の講師活動で確信を持った「一番伝えたい事です」
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