これから理美容室が抱える最大の試練とは?
今年は戦後78年となります。
理美容室は、戦時中でも営業をしていたそうです。
日清戦争中の1937年にパーマメント禁止令が出されたり、戦争が激化してきた1943年でも大都市にはパーマネント機を設置した大型店に順番待ちの行列もあったそうです。
私が美容業界に入った時期は、終戦から30年経っていました。
その頃、日本国内の理美容室は活気で溢れていました。
とにかく景気拡大に比例して理美容業界も拡大一途でした。
でもこれからは、理美容室が経験の無い最大の試練を体験します。
人材不足は、スタッフを雇用しているお店が抱える問題ですが「全てのお店」が直面する問題は、少子高齢化による「客数の減少」です。
もうすでに始まっています。
65歳以上の高齢者比率が30%を超え、戦後の「第1次ベビーブーム=団塊の世代」が75歳に入りました。
まずは戦後の「第1次ベビーブーム=団塊の世代」のお客様が激減していきます。
現在のお客様の固定化がとても大切です。
以前は黙っていても新規客が来店されました。でもそれは過去の話です。
インスタで載せている「スイーツ」などもメーカーがあの手この手で工夫を凝らして「顧客の囲い込み戦略」を行っています。
スイーツや食品は、外国人のインバウンドが見込めますが、理美容室はそれがありません。
業界活性は今しかない。
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