いよいよ年金も・・・

いよいよ年金も・・・

現在、60歳から70歳までの間で選択できる老齢年金の受給開始時期の上限が2022年4月以降、75歳まで拡大され、60歳から75歳までの間で選択できるようになります。


年金には、老齢年金、障害年金、遺族年金があります。

繰り下げ制度があるのは老齢年金で、老齢厚生年金と老齢基礎年金を繰り下げることができます。

老齢年金は原則として65歳で請求できますが、65歳で請求せずに66歳(※)以降70歳までの間で請求することも可能で、これを繰り下げ請求といいます。

繰り下げ請求をした時点によって、現在は最大42%年金額が増額されます。

これが2020年5月29日に成立した年金制度改正法により、2022年4月以降に70歳になる人から、老齢年金の繰り下げ請求の上限が現在の70歳から75歳まで拡大され、75歳で繰り下げ請求をすると年金額は最大84%の増額となります。