これからは「良心経営」の時代

これからは「良心経営」の時代

今までは、理美容室間で売上競争・客数競争で互いに切磋琢磨してきました。
勿論、競争はある意味正しい訳でサービスの向上には欠かせない原理です。

今までは、社会のお役に立つという大義でお客様の求めるサービスを提供している面も多々ありました。というのは、お客様からは、「求めてはいたけど、こんな結果になるとは知らなかった」というメニューもあったはずです。

それというのは、お客様の髪や肌に対するダメージや自然環境に対する負荷などがあります。
「良心経営」の「良心」とは?・・・・・

「良心」とは(善悪を計る心の働き)です。
「良心経営」とは、お客様や社会にとって何が「悪いのか」という着眼も大切ですが、何が「良いのか」を探していく事も大いに大切だと思います。

簡単な例を挙げてみると、お客様が求めているヘアスタイルの形や色が「気に入っていただいた」としてもお客様の身体などの健康を侵してしまった。だからもう施術は行わない。それだけでは解決にはならないという事です。

どんなメニューなら後々までお客様にとって「良いのか」を考えていく。勿論そんなメニューは今までにはほとんどなかったでしょう。

私が40年以上前に、強い疑念を抱いた事に「どうして常連客、すなわちたくさんお店に通っているお客様の方がそうでないお客様よりも髪が痛んでいるのだろう?」と率直に感じました。

美容師という職業は、「容姿」を「美しく」する言葉から「美容師」となっているはずです。何回も来店されて「逆になっているのか?」という事でした。


これからの「良心経営」は、施術を繰り返し行っても「どんどん良くなっていく」そんなサービスを世の中が潜在的に求めていると感じます。